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脳の特性を活かして成果を出すノウハウをお伝えします
私がこれまで学び、実践を通して感じてきたノウハウを紹介しています。
職場で効果的に活かせる思われる情報をお届けすることを心がけてます。しかし、私は脳科学者ではありませんので、読者の皆様が分かりやすいように表現はシンプルにしています。
脳科学の専門家の方々からすると専門的には異なる部分があるかもしれませんが、その点はどうぞご了承ください。
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第60回 人生をより良い方向に導くヒント
社会保険労務士の内山です。 いつもありがとうございます。 日々の仕事に追われて、ふと「このままでいいのだろうか」「もっと自分を成長させたい」と感じることはありませんか。 実は、私たちの脳には、その願いを叶えることができる大きな可能性が秘められています。 今回は、脳科学の知見を活用し、良い習慣を身につけ、人生をより良い方向に導くヒントをご紹介します。 まず、私たちを 前向きな行動へと駆り立てる原動力に、「ご褒美」の存在があります 。 目標達成やポジティブな出来事があると、「ドーパミン」が放出され、快感とともに「またやりたい」という意欲が高まります 。 脳は、このポジティブな経験を通じて、次の行動へのモチベーションを自然と高めているのです。 この「ご褒美」が、やがて「習慣」へとつながる過程では、脳の「線条体(せんじょうたい)」という部分が深く関わっています。 線条体は、私たちが無意識に行う多くの習慣行動の司令塔 です。 習慣には特定のシグナルに自動的に反応するという特徴があります 。 毎朝の洗顔や歯磨きのように、繰り返すうちに意識せず体が動くようにな


第59回 効果的な記憶術を身に付ける方法
社会保険労務士の内山です。 いつもありがとうございます。 忙しい毎日を送っている皆さんは、「最近、物忘れが激しくなった」「集中力が続かない」といった悩みを抱えていませんか。 実は、これらの問題には明確な原因があり、適切な対策を講じることで改善が可能です。 例えば、「昨日、外出先から帰ってきて鍵をどこに置いたのか思い出せない」という経験は誰にでもあるでしょう。 これは、鍵を置く瞬間に別のことを考えていたため、脳が「これは重要な情報だ」という信号を受け取らなかったことが原因です。 記憶するためには、まず集中することが不可欠 なのです。 興味深い研究結果があります。 タクシーの運転手は認知症になりにくいという事実です。 これは、常に新しい道を覚え、同時に以前から知っている道の記憶も保持し続けているためです。 このように、 日常的に脳を使い続けることが、記憶力の維持には極めて重要 です。 記憶には複数の種類があることも知っておきましょう。 記憶喪失になった人は、個人的な体験に関するエピソード記憶は失われても、自転車の乗り方や楽器の演奏といった手続き記憶は


第58回 脳の特性を理解して、仕事と人生をより豊かにする方法
社会保険労務士の内山です。 いつもありがとうございます。 私たちは、毎日多くのタスクに追われながら、仕事の成果と私生活の充実の両立を求められています。 もし、仕事の成果をさらに高め、時間を効率的に使い、豊かな人間関係を築き、そして何よりストレスに強い心身を手に入れることができるとしたら、どうでしょうか? その鍵は、 「脳の特性を理解し、それに逆らわない」 ことにあります。 今回は、脳科学の知見から導き出される、仕事と人生をより充実させるためのヒントをお届けします。 まず、多くの人が「三日坊主」に終わってしまった経験をお持ちだと思います。 その理由は、私たちが過去の経験を通して出来上がった「自分はこういう人間だ」という自己イメージにあります。 例えば、過去に揉め事を仲裁した経験のある人は、今回も無意識のうちに仲裁役を引き受けやすく、逆に深入りしなかった人は今回も深入りしない傾向があります。 この 自己イメージは、行動を固定化し、同じ行動パターンを繰り返す原因となります 。 もし、あなたが過去の経験から「どうせ私には継続できない」というイメージを抱


第57回 あなたの脳が作る「好き嫌い」の秘密
社会保険労務士の内山です。 いつもありがとうございます。 私たちは日々、仕事やプライベートにおいて、様々な「好き」や「嫌い」といった感情に突き動かされています。 なぜ、ある人や物事には強く惹かれ、あるものからは距離を置きたくなるのでしょうか。 また、私たちはどのようにして複雑な社会の中で考え、行動し、人間関係を築いているのでしょうか。 その答えの鍵を握っているのは、他ならぬ私たち自身の「脳」と、そこに蓄積された「記憶」です。 まず理解しておきたいのは、感情の正体についてです。 感情とは、私たちの身体の中で起こる様々な変化(心拍数の上昇、発汗、筋肉の緊張など)に対し、脳が一つの反応としてまとめ上げたもの です。 この感情が私たちを様々な行動へと駆り立てる原動力となっているのです。 では、なぜ私たちは特定のものを「好き」になったり「嫌い」になったりするのでしょうか。 その起源は、人類が進化の過程で培ってきた生存本能にまで遡ります。 想像してみてください。 私たちの祖先は過酷な自然環境を生き延びるために、快適で安全な環境や、安心して食べられるものを常に


第56回 感情と生存本能の意外な関係
社会保険労務士の内山です。 いつもありがとうございます。 私たちが日常的に抱く感情の背景には、遥か昔から受け継がれた脳に備わる原始的な生存システムが深く関わっています。 脳の原始的な部分は、脳の奥深くにあり、数万年も前に人類の祖先が厳しい自然環境の中で生き延びていた時代に発達したものです。 当時の人々は、激しい嵐や肉食動物などの様々な脅威に常にさらされながら生きており、それらから身を守る必要がありました。 そのため、扁桃体(へんとうたい)をはじめとする 原始的な脳組織は、現代においても危機的状況に遭遇すると瞬時に反応し、活発に働き始めます 。 扁桃体は、アーモンドのような形で、大きさは親指の爪ほどしかありません。 しかし、その内部は13以上の部分から構成され、各部分がそれぞれ異なる機能を持つと考えられています。 扁桃体は、恐怖の回路の中心的役割を担っています。 例えば、閉所恐怖症、暗所恐怖症、広場恐怖症、そしてヘビやクモに対する恐怖などがその一例です。 これらの恐怖が現れると、扁桃体が活性化し、理性的な判断を司る脳領域のコントロールを奪ってしまう


第55回 自分の人生を舵取りする思考法
社会保険労務士の内山です。 いつもありがとうございます。 私たちは日々の生活の中で、様々な感情に揺さぶられながら生きています。 そんな中で、自分自身の心のあり方がいかに重要であるかを感じる瞬間は少なくないでしょう。 私たちの 心の傾向は、人生における「主導権」をどう捉えるかに大きく影響します 。 悲観的になりがちな人は、「自分には主導権がなく、すべては他人や環境次第だ」と考える傾向があります。 一方、楽観的な人は、完璧ではないかもしれませんが「自分にもある程度の主導権がある」と信じています。 この違いは、私たちの日常にどのような影響を与えるのでしょうか。 まず、私たちの行動の根底には、非常に単純ながらも強力な原理が働いています。 それは、 「ポジティブな物事を求め、ネガティブな物事を遠ざける」 という習性 です。 おいしい食事や心地よい体験を求める一方で、危険や苦痛を避けようとするのは、人間を含むあらゆる種に共通する本能と言えるでしょう。 この原理を理解することで、自分や部下のモチベーション管理にも活用できるのではないでしょうか。...


第54回 忙しいあなたに贈るモチベーション向上術
社会保険労務士の内山です。 いつもありがとうございます。 忙しい日々を過ごす中で、「もっと幸せになりたい」「やる気を持続させたい」と感じることはありませんか。 実は、脳科学の研究によって、私たちが幸せを感じ、モチベーションを維持するメカニズムが明らかになってきています。 私たちの脳には「幸せになりたい」という本能的な欲求が備わっています。 感情的な価値判断を行う扁桃体は、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)から入ってくる情報を瞬時に「快・好き」か「不快・嫌い」に分類します 。 その 判断基準は非常にシンプルで、「生命を脅かす危険があるか」「あるいは命を存続させられるか」という生き抜く上で最も重要な判断に基づいています 。 つまり、 脳は常に私たちの生存と繁栄に有利なものを「快」、不利なものを「不快」と判断している のです。 この脳のメカニズムにおいて、私たちが「モチベーション」と呼ぶ原動力が生まれる瞬間があります。 それは、脳内物質であるドーパミンが放出されるときです。 多くの人は 「幸せなものを手に入れたとき」にドーパミンが出ると思いがちですが


第53回 脳の「想像力」で、無理なく目標達成する秘訣
社会保険労務士の内山です。 いつもありがとうございます。 「もっと自分を変えたい」「高い目標を達成したい」と願いながらも、意志の力だけでは続かないと感じることはないでしょうか。 実は、私たちの脳には、根性論に頼らず、目標へと導いてくれる強力な機能が備わっています。 その機能とは、私たちの「 想像力 」です。 脳科学の研究によると、 何かを思い出そうとするときに使われる脳の回路と、新しいアイデアを創造するときに使われる回路は同じ です。 思い出そうとするとき、脳はフル回転しており、思い出せた瞬間にはドーパミンが分泌されて私たちは快感を得ます。 この過程で記憶の回路が強化され、それにより想像力が鍛えられ、脳の基本性能も向上しています。 この想像力の活用法として興味深いのが、有名なマシュマロ実験の結果です。 目の前のお菓子を我慢できた子どもたちは、実際のマシュマロを「ふわふわの雲」や「ただの白い塊」など、美味しさや食感とは全く違うものを心の中でイメージし、食べたい欲求を抑える方法を無意識に使っていました。 これは非常に理にかなった方法なのです。 つまり


第52回 心の支えになる人間関係の築き方
社会保険労務士の内山です。 いつもありがとうございます。 私たちは、なぜ他者とのつながりを求め、時に人間関係に悩むのでしょうか。 その答えは、人間が根本的に社会的動物であることにあります。 私たちの脳が、自分が集団からのけ者にされているかどうかを極めて敏感に察知する仕組みを持っている ためです。 私たちの脳は、 目や耳から入る「感覚的な情報」は共有されにくい性質を持っています 。 同じ景色を見てもその見え方は十人十色。同じ音楽を聴いてもその聞こえ方は異なります。 ところが 「感情」というものは瞬時に伝わる性質を持っています 。 スポーツ観戦で日本代表がゴールを決めた瞬間、その興奮と歓喜は一瞬にして観客席全体を駆け巡ります。 職場でも、誰かのイライラや不安は言葉にしなくても周囲に伝わってしまうものです。 感覚的な情報や思考内容は伝わりにくいのに対し、感情は脳という個人の境界を超えて瞬時に共有されます。 では、同じ感情を共有すれば、お互いに優しくなれるかというと、それほど単純な図式ではありません。 しかし、 人間の優しさの根底には「共感回路」という脳
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