第60回 人生をより良い方向に導くヒント
- 内山克浩
- 1 日前
- 読了時間: 3分
社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
日々の仕事に追われて、ふと「このままでいいのだろうか」「もっと自分を成長させたい」と感じることはありませんか。
実は、私たちの脳には、その願いを叶えることができる大きな可能性が秘められています。
今回は、脳科学の知見を活用し、良い習慣を身につけ、人生をより良い方向に導くヒントをご紹介します。

まず、私たちを前向きな行動へと駆り立てる原動力に、「ご褒美」の存在があります。
目標達成やポジティブな出来事があると、「ドーパミン」が放出され、快感とともに「またやりたい」という意欲が高まります。
脳は、このポジティブな経験を通じて、次の行動へのモチベーションを自然と高めているのです。
この「ご褒美」が、やがて「習慣」へとつながる過程では、脳の「線条体(せんじょうたい)」という部分が深く関わっています。
線条体は、私たちが無意識に行う多くの習慣行動の司令塔です。
習慣には特定のシグナルに自動的に反応するという特徴があります。
毎朝の洗顔や歯磨きのように、繰り返すうちに意識せず体が動くようになります。
例えば、車の運転は、初めは緊張して意識的に操作していたハンドルやブレーキも、慣れてしまえば考えなくても操作できるようになります。
この自動化こそが習慣なのです。
では、新しい良い習慣を身につけるにはどうすればよいでしょうか。
まず重要なのは、脳が新しい情報や環境、出来事を欲しがるという性質を理解することです。
マンネリ化した日常に意図的に変化を取り込むことが、やがて大きな変化を生み出します。
私たちの記憶や信念、価値観、感情、そして習慣や性格の特徴は、すべて脳内でニューロンがどのようにネットワークを作り、連結するかに関連しています。
つまり、このパターンを意識的に変化させることで、自分自身を変えることが可能なのです。
これまで手を出さなかった分野の情報収集や、いつもと違う業務への取り組みなど、些細なことから新しい良い習慣は形作られるのです。
新しいことへの挑戦を避けていては、人生をより良い方向に導く可能性を十分には引き出せないでしょう。
そして、もう一つ、人生をより良い方向に導く上で欠かせないのが「感動」です。
私たちの脳は、自分が経験する出来事を脳内の情動系システム、つまり感情を司る部分と照らし合わせます。
情動系は今までの経験や価値観に基づき、新たな情報に自分を変える可能性があると判断したとき、感動を生み出します。
涙を流すという現象は、脳が「これは人生を変えるきっかけになる」とサインを送っているようなものです。
多くの感動を経験する人ほど、脳の情動系が活発に働き、人生をより良くするためのヒントを記憶の中に蓄積しているのです。
アインシュタインはかつて、「感動することをやめた人は、生きていないのと同じことである」と述べています。
彼の言葉からも、感動を大切にすることが自分を変える鍵であることが理解できます。
日々の生活の中で、意識的に小さな挑戦を続け、成功体験を「ご褒美」として与え、そして何よりも「感動」する心を忘れずにいたいものです。




