第7回 自分の才能が目覚める瞬間とは?
- 内山克浩
- 1月13日
- 読了時間: 3分
社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
「才能」という言葉、耳にしたことがあると思います。記憶力が抜群だったり、絵が得意だったり、運動神経が抜群だったり…。
誰しもが一度は「あの人は才能があるな」と思った経験があるはずです。

しかし、この「才能」という言葉は、とても曖昧で明確な定義はまだありません。
ではなぜ、才能の定義が難しいのでしょうか?
それは、才能と能力の違いが曖昧だからです。
例えば、記憶力がいい人。これは才能と言えるのでしょうか?それとも、単にその人が記憶することに長けているだけなのでしょうか?
ある研究者たちは、記憶力のようなものは「能力」であり、才能ではないと考えています。
なぜなら、生まれつき持っている能力と、後天的に身につける能力があるからです。
また、別の意見としては、記憶力は関心の高さによって左右されるとも言われ、興味のあることなら、誰でもよく覚えることができるということです。
では、才能とは一体何なのでしょうか?
私が考える才能とは、自分の中に秘められた、他の能力と比べて際立って優れているものです。
そして、人との比較において、際立った強みを持っていると言えるかもしれません。
私たちは、職場の人を評価するとき、どうしても業績に目が行きがちです。
例えば、数字で結果を出している人を高く評価してしまいます。
しかし、私たちはついつい、業績にばかり気を取られ、チームへの貢献度や成長意欲を見落としてしまうことがあります。
これは、心理学で「注目バイアス」と呼ばれる現象で、より優れているものや、より大きなものにばかり注目してしまう傾向をいいます。
職場で優秀な同僚を見て「あの人は本当にすごい。私にはあんな才能はない」と感じてしまうことがあります。
しかし、これでは自分と相手を比べてしまうことで、せっかくの自分の才能を見落としてしまうかもしれません。
大切なことは、人と比べて他人の優れている部分に目を向けることではなく、自分の中にある才能に目を向けるということです。
誰もが、必ず何かしらの才能を持っています。それは、大きなものでなくても、小さなものでも構いません。
例えば、あなたは様々なバックグラウンドを持つ人々と分け隔てなく接して、チーム全体の成果を高めることが得意であれば、それは、他人の能力と比べて際立って優れたコミュニケーション能力の高い人と言えます。
大切なのは、自分の才能に気付き、目を向け、それを伸ばしていくことです。
様々なことに挑戦し、自分だけの才能を開花させませんか?楽しみながら、自分だけの宝物を探し出しましょう。




