第4回 忙しい日々でもOK!悩みやストレス対策の工夫は?
- 内山克浩
- 2024年12月23日
- 読了時間: 3分
社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
かつて私も、日々多くの悩みに囲まれ、心を押しつぶされそうになることが頻繁にありました。
今は、すべての悩みが解決されたわけではありませんが、以前に比べて悩みの数は大幅に減り、心の負担も軽くなっています。

私は一時期、大成功している起業家やスポーツ選手は悩みとは無縁で、強靭なメンタルを持っていると思っていました。
しかし、持っていたのは強靭なメンタルではなく回復力であることがわかりました。「レジリエンス」と呼ばれるこの力は、高いほど成功をつかみやすいとされています。
研究によれば、子どもの頃のセルフコントロール(レジリエンスに似た力)が高い人ほど、30年後には収入や社会的地位が高くなる傾向があると示されています。
レジリエンスを鍛えることで、困難な状況でも早く立ち直り、落ち込む時間が短くなり、すぐに判断できるようになると言われています。
具体的にレジリエンスを高める方法の一つとして、「客観視する力」を養うことが挙げられます。
人は悩んだとき、主観的に物事を捉えて自分を不安に追い込みがちです。
そんなとき、自分との距離を取り、あたかも他人の視点で自分を見つめることで、客観視が可能になります。
心理学では、自分を客観視することが感情をコントロールする効果的な手段であるとされています。
たとえば、仕事や家庭でイライラすることが起こった際、自分の思考を他人事のように見ることで、余裕を持って対応できるようになります。
冒頭で述べた以前の私は、この方法を積極的に意識して行うことでストレスを大幅に減らすことができました。
また、別の方法として、人生全体を俯瞰して認識することもお勧めです。
苦しい時期や辛い時期に、それが人生全体で見れば一時的なものだと気づけば、心は穏やかになります。
それには、過去の幸福な瞬間を振り返ることが役に立ちます。
私も仕事で大きなストレスが溜まったとき、ふと家族旅行の写真を見返し、気持ちが落ち着いて再び前向きな気持ちを取り戻すことができた経験があります。
写真のような楽しい思い出は、マイナスの感情を自然にプラスに変える効果があります。
自己肯定感が高い人は、辛いときに過去の良い思い出を振り返る癖がありますが、その最たる方法が写真や思い出に触れることです。
ストレスや悩みを軽減し、心豊かな日々を過ごせるようになるには、レジリエンスの力を正しく理解して高めていくことが重要です。




