top of page

第49回 忙しいあなたの脳と心を変える運動習慣

  • 内山克浩
  • 11月3日
  • 読了時間: 3分

社会保険労務士の内山です。

いつもありがとうございます。


忙しい毎日を過ごしている皆さん、自身の健康を後回しにしがちではないでしょうか。

仮に、運動不足があなたの脳の機能や将来の健康に大きな影響を与えるとしたら、あなたはどうしますか。


まずは、普段どれくらい歩いているかを見つめ直してみましょう。

健康な生活を送る上で、1日最低6,000歩、できれば1万歩を目指すことが推奨されています。

もしあなたが普段、1日2,000歩から4,000歩程度しか歩いていないのであれば、脳の劣化が始まる可能性があります

また、よく歩く日ほど疲労感が少なく、歩数が少ない日ほど体の疲労やストレスを感じやすくなる傾向があります

これは一見矛盾しているようですが、実は科学的に裏付けられた現象なのです。


運動が心の健康に良いということは、多くの方がご存知だと思います。

しかし、それはほんの始まりにすぎません。

カリフォルニア大学神経外科学教授のマイケル・ガザニガ氏が、『脳は身体を動かすためにできている』と述べているように、運動によって基本的にすべての知的機能が向上すると科学的に証明されています。


ただし、一時的に脳が活性化するだけでは、将来的(10年後、20年後)の認知症予防に十分な効果があるとは言えません。

重要なのは継続です。

運動を継続することで、脳の神経細胞(ニューロン)の成長や、脳に栄養を送る血管の形成が促進されることが研究で明らかになっています。

これにより、脳の構造そのものが改善され、長期的な脳の健康維持につながります。


仕事から帰宅すると、すぐにソファに倒れ込みたくなる気持ちもわかります。

しかし、そんな時こそ心を落ち着かせる最も効果的な方法は、ランニングに出かけることです。

ランニングから帰ってくると、不思議とストレスが消えていることに気づくでしょう。


具体的な運動とその効果をお伝えします。

毎日20分のウォーキングといった有酸素運動を4か月続ければ、前頭前野の機能が改善されるという研究結果もあります。


ree

週1回の運動であれば、心拍数を上げる(有酸素運動)、頭を使う(戦略性や判断力)、全身を動かす(協調性)という3つの要素を組み合わせるバドミントン、テニス、フットサルなどがおすすめです。

一方で、ゴルフのように比較的運動強度の低い活動は、脳機能向上という点では限定的とされています。


重要なのは、特別な運動である必要はないという点です。

散歩、ヨガ、ランニング、筋力トレーニングなど、あらゆる種類の運動が脳機能に良い影響を与えます


明日から、エレベーターではなく階段を使ったり、一駅歩いてみたり、そんな小さな変化から始めてみませんか。

あなたの脳が、きっと変化を感じてくれるはずです。


所在地

〒810-0064

福岡県福岡市中央区地行1丁目15番7号

© 2023 VALUE社会保険労務士事務所,レイバートラストCo. Ltd.
bottom of page