第41回 子どもの勉強方法②
- 内山克浩
- 2025年9月8日
- 読了時間: 3分
社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
お子さんの学習方法について、どんな方法が効果的で、どのようにすれば成績が上がるか悩んでいる親御さんもいらっしゃると思います。
今回は、効果的な記憶方法についてお伝えします。

親御さんの中には、「毎日少しずつ覚える場合」と「一夜漬けで一気に覚える場合」では、どちらがお子さんの学習に効果的かと悩んだ経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から言えば、目的によって最適な学習方法は異なります。
例えば、一年後に控える入学試験に備える場合、コツコツと毎日少しずつ学習するのが効果的です。
一方で、明後日に控えた小テストなど、短期的な目標に対しては、一夜漬けの方がすぐに成果が出ることもあります。
人間の脳は、新しい知識や情報を完全に記憶するまでに、少なくとも7回以上のインプットが必要だと言われています。
一度読んだだけで全てを覚えるのは難しいからこそ、繰り返し学習することの重要性がわかります。
理想的なのは、日々コツコツと繰り返し学習し、試験直前の集中学習を組み合わせるメリハリのある学習法であり、そうすることで知識がより定着しやすくなります。
なお、一夜漬けを行う場合でも、試験前日の徹夜は避けるのが賢明です。
睡眠は記憶の定着に不可欠なため、最低でも4時間の睡眠を確保し、翌日の早朝にもう一度学んだ内容を見直すことをお勧めします。
また、年齢によって有効な学習法も異なることを知っておくと良いでしょう。
中学生までは「知識記憶」、つまり丸暗記が得意な時期ですが、高校生以降は「経験記憶」が発達し、理論や理屈を理解して覚える方が効率的になります。
単純な丸暗記から、その背景や「なぜそうなるのか」を考えながら覚えると効果的です。
さらに、右脳と左脳の特性を活かした効率的な学習方法があります。
右脳は音楽や芸術分野に優れ、左視野に入った情報を記憶しやすい傾向にあります。
逆に、左脳は言葉や論理的思考に優れ、右耳からの情報が記憶に残りやすいとされています。
この特性を意識して、見て記憶するときは左視野を意識し、聞いて記憶するときは右耳を意識するなど、工夫してみるのも良いかもしれません。
記憶力をさらに強化するには、「楽しい」「好き」と感じながらの学習が一番です。
なぜなら、記憶を司る海馬はこれらの感情が伴うと活性化することが分かっており、そうしたポジティブな感情は記憶力アップにつながるからです。
また、ある程度の緊張感や軽い不快感が脳の活性化を促し、集中力が高まることもあります。例えば、部屋が肌寒いと感じるときや、空腹で軽度の不快感があるときは、脳が学習に適した状態になります。
これらの脳の特性を理解し効果的に活用することで、お子さんの記憶力をより高めることができます。




