第40回 子どもの勉強方法①
- 内山克浩
- 2025年9月1日
- 読了時間: 3分
社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
お子さんの学習環境について、皆さんはどのようにお考えでしょうか?
「個室vs.リビング」「最適な勉強法」など、多くの親御さんが頭を悩ませる問題です。
今回は、お子さんの学びの本質を捉え、より良い成長を促すヒントをお伝えします。
子どもの勉強場所として、個室よりもリビングが適していることをご存知でしょうか。
人間は本来、群れで生活し、家族の気配を感じられる環境の方が安心して集中できるのです。

リビング学習では、親が家事をしたり家族が過ごしたりする中で、適度な人の気配が安心感を与えます。
この環境は、子どもが物理的に親の存在を感じて安心し、疑問が生じた際にすぐに質問できるため、集中力を高めるだけでなく、疑問の即時解決が記憶の定着にも大きく貢献します。
しかし、最も重要なのは、お子さんが学習に「楽しんで取り組んでいるか」ということです。
もし、お子さんが嫌々勉強しているようであれば、無理に強制することは決して得策ではありません。
なぜなら、子ども時代に「勉強すること自体を嫌いになる」という負の感情を一度抱いてしまうと、その感情を拭い去り、再び学習に前向きに取り組ませるのは至難の業となるからです。
子どもが勉強自体を嫌いにならないよう配慮することが非常に大切です。
世間には様々な学習理論が溢れています。
「右脳を鍛える」「速読法」といった魅力的な言葉も耳にしますが、お子さんの脳にとって本当に重要なのは、そうした表面的なメソッドよりも、「勉強が好きかどうか」という根源的な感情です。
子どもは好奇心の塊であり、その「知りたい」という気持ちが学習の原動力となります。
そのため、一つの方法にこだわらず、いろいろなアプローチを試しながら、その子に合った学習方法を見つけることが重要です。
もちろん、記憶の定着という点において、無味乾燥な内容を繰り返し反復させる方法は、科学的には効果的です。
しかし、単調な繰り返し作業は、一時的な記憶にはつながるかもしれませんが、そこから判断力や思考力といった、将来にわたって必要となる応用力を養うことは難しいでしょう。
色々な勉強方法を試しながら、お子さん自身が「これならできそう」「面白い」と感じる、自分に合った勉強方法を見つけることが最も重要です。
そして、本当に力がつくために必要なのは、「繰り返す努力」と「めげない根気」が不可欠です。
できる人とできない人の差は、まさにこの「努力の継続」と「粘り強さ」にあります。
お子さんの学習を考える際、つい目先の成績や効率に目がいきがちですが、本当に大切なのは、彼らが「学びを好きになること」、「自ら考え、行動する力」を育み「努力の継続」と「粘り強さ」を習得することです。
リビングという安心できる環境で親を身近に感じながら、様々な方法を試し、自力で壁を乗り越える経験を通じて、お子さんは真の学習者へと成長していくでしょう。




