第39回 子どもの成長を支える親の役割④
- 内山克浩
- 2025年8月25日
- 読了時間: 3分
社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
子育て世代の皆様は、子どもの将来について様々な思いを抱えていらっしゃることでしょう。
子どもたちの健全な成長において、教えるべきことはただ知識や体験だけではありません。
それと同じくらい大切なのは、意欲と価値観を育むことです。

まるで自転車の両輪のように、この2つが揃ってこそ子どもたちの創造性は大きく花開きます。
脳科学的に見ても、意欲と価値観は創造性を育む上で欠かせない要素なのです。
私たちの脳は、たった一度の体験から驚くほど多くのことを学びます。
特に初めての体験は、その後の人生に大きな影響を与えます。
だからこそ、子どもたちには「本物」に触れる機会を与えてあげたいものです。
例として、初めての美術館体験を挙げることができます。
絵の価値が分からなくても、子どもたちは何かを感じ取ります。
その時に感じた感動は、大人になっても心に残る宝物になるはずです。
週末、家族で少し足を伸ばして、美術館に出かけてみるのはいかがでしょうか。
親の重要な役割は、子どもの「初めて」を応援し、意欲を生み出す環境を整えることです。
意欲は自然に湧き上がるものではなく、あらかじめ土台を作ってあげることが極めて重要です。
イギリスの心理学者の研究によれば、子どもは保護者が見守ってくれるという安心感があってこそ、探究心を十分に発揮できるとされています。
この『安全基地』があることで、子どもは安心して新しいことに挑戦できるのです。
また、遺伝と環境の関係についても触れておきたいと思います。
一卵性双生児の研究では、IQの約50%は遺伝に影響され、残り50%は環境や育て方に影響されることがわかっています。
つまり、脳は変化し続けるものであり、親の関わり次第で子どもたちの可能性は大きく広がります。
「脳をきちんと作らなければ子どもは適正に育たない」とする考え方は、小児科医の間だけでなく、世界的にも良く知られているようですが、日本の親御さんはその重要性を過小評価していると専門家は指摘しています。
日本ではどちらかと言えば「心を育てなくちゃ」と意識が向いてしまいがちです。
子どもたちの未来のためにも、脳の発達を意識した子育てを心がけたいものです。
最後に、親として子どものスクリーンタイムについても意識しましょう。
勉強以外でスマホやゲームなどのスクリーンに費やしてよい時間は、起きている時間の1/6(約2時間)を上限とし、それ以外の時間は勉強や運動、友人との交流など多様な活動に充てるよう促すことが大切です。
子どもは大人の行動を模倣するため、私たち親もスクリーンに向かう生活態度を見直す必要があるかもしれません。




