第35回 未来は予測不能だから面白い!
- 内山克浩
- 7月28日
- 読了時間: 3分
社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
「この先、何が起こるかわからない」そう考えると、少し不安になるかもしれません。
しかし、実はこの「不確実性」こそが、私たちの生きる意欲を湧き上がらせる原動力になり得ます。

私たちの生活には多くの不確実性が存在し、何が起こるか分からない状況は、時に不安を引き起こしますが、同時に新たな挑戦への意欲をかき立てる要因にもなります。
私は20代の頃、仕事が予想以上に忙しくなり、自分の将来に不安を抱いていた時期がありました。
その不安感が逆に、独立のため専門知識を学ぶ決意をするきっかけとなり、結果的に視野が広がり、独立につながりました。
このように、未知の状況は私たちを成長させるきっかけとなることがあるのです。
また、人間の脳は、生まれた時点で能力や限界が制限されることはなく、高性能なパソコンのように、使い方次第で着実に進化していきます。
例えば、新しい趣味に挑戦したり、仕事でいつもと違うアプローチを試したりするだけでも、脳は刺激を受け、活性化されます。
「もう年だから…」と諦めるのは早すぎます。脳は年齢に関係なく、常に変化し続けることが可能です。
脳には様々な領域とシステムがあり、それぞれが同時に働くこともあれば、互いに衝突することもあります。
この複雑な仕組みを理解することで、自分の思考や行動パターンをより深く知ることができます。
また、基礎的な学力や知識、経験は蓄積しておくべきものです。
そして重要なのは、その知識をどう活用し、何を創造していくかです。
ここに個性と自主性が現れます。
料理に例えるなら、レシピ(知識)を覚えるだけでなく、自分なりのアレンジ(創造)を加えることで、オリジナルの美味しい料理が生まれるようなものです。
性格は遺伝だけでなく、後天的要素も大きく影響を与えます。
研究によっては後天的要素が7〜8割を占めるとも言われています。
つまり、環境や経験を通して、自分を変える可能性は常に開かれているのです。
他人に対して優しくできない人もいますが、それは過去の経験や心理的な要因から、「他者への優しさ」という脳の特性を活かしきれていないからかもしれません。
優しさは人間関係の中で生まれるものであり、一方通行では意味をなしません。
まずは相手の気持ちを理解し、共感することが重要です。
「優しさ」は、人と人との関係性の中で育まれるものであり、一方通行や押し付けになっては本来の意義を失ってしまいます
日々の忙しさに追われがちな私たちですが、少し立ち止まって周囲の人々の感情に目を向けることが、より豊かな人間関係と充実した生活につながるのではないでしょうか。




