第1回 うまくいく人といかない人の違いとは?
- 内山克浩
- 2024年11月30日
- 読了時間: 3分
社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
自己の成長には「新しいことへの挑戦」が不可欠ですが、私たち人間は、基本的に現状維持を好む生き物でもあります。
これは生存するための本能であり、リスクを避けることで安全を確保しているからです。
しかし、リスクを避けることが過剰になると、これまで生きてきて作り上げた「思考の枠」を広げることが難しくなります。
今回は、思考の枠を広げることで、うまくいく人とうまくいかない人の違いについてお伝えします。

うまくいく人たちは、自分の思考の枠を広げるために、常に新しいことに挑戦しています。
人は、これまで慣れ親しんだ方法で成果を上げてきた場合、新しい業務ツールの導入をためらいがちです。
しかし、うまくいく人は自分の業界が大きく変わる中で、現状維持では限界を感じ、リスクを取ってツールを試そうと考えます。その結果作業効率が向上し、これまで以上に新規顧客との契約を獲得でき、成果を得られます。これは、一歩踏み出して思考の枠を広げたケースです。
うまくいかない人ほど、大きな変化を求めて一気に大きなことをしなければならないと思う方がいらっしゃいます。
一気に大きなことを行うことは脳にとって恐怖を感じるものです。逆に、小さな変化は脳にとって変化と感じられず、恐怖やリスクと認識されません。
例えば、いきなり会社を辞めて起業することは大きなリスクですが、うまくいっている人はまずは情報収集をしたり、関連する人に会ったり、少し体験してみたりして、小さなことを繰り返して準備を進めることでリスクを分散させています。
これは、成功した方であれば経験(実践)された方も多いでしょう。
逆にうまくいかない人は、一気に物事を進めようとして、焦り、不安を感じ、その結果集中力や判断力が低下して悪循環を招きがちです。
うまくいくようになるためには、日常の中で「変化は心地よい」という感覚を取り入れることも大切です。
例えば、通勤でいつもと違う道を歩いたり、行ったことのないホテルのラウンジを待ち合わせに使ったりするだけで、脳に新しい刺激を与えることができます。
あるいは、普段とは異なる服の色を選ぶことや、使うペンの色を変えてみるといった些細なことでも、脳に「変化は心地よい」という感覚を与えることができます。
「変化は心地よい」という体験は、「小さな変化=快感」と認知するので、それを繰り返すことで脳は行動しようと動き出します。
小さな変化や挑戦をトライ&エラーで日々繰り返すことで、次第に大きな変化を受け入れられるようになります。
そうすると、いつの間にか「脳が変わっていた!」と感じるようになり、チャレンジしない人との差は明確に表れてきます。
繰り返しの習慣を積み重ねることで成長し、うまくいく人に変わることができるのです。
皆さんも、いきなりとか、急いで大きなことをしようとせず、先ずは今日から少しずつ小さな変化を取り入れてみてはいかがでしょうか。
思考の枠を広げ、小さな変化を積み重ねていくことで、1年後には大きく成長することができるはずです。




