第11回 自分自身を知る第一歩 「脳の栄養素」
- 内山克浩
- 2月10日
- 読了時間: 2分
社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
脳は、私たちの身体の中で最も重要な臓器の一つです。
脳は、脂肪が約60%、タンパク質が約40%でできており、そのうち脂肪はコレステロールが約50%、リン脂質が約25%、オメガ3が約25%を占めています。
また、脳は10%の神経細胞(ニューロン)と90%のグリア細胞(神経膠細胞)で構成され、わずか10%の神経細胞が私たちの思考や感情といった重要な機能を担っています。
一方、90%のグリア細胞は、神経細胞を支えたり、栄養を供給したりするなど、神経細胞を陰ながら支える重要な役割を担当しています。
脳はエネルギー消費がとても大きな臓器で、そのエネルギー源はブドウ糖です。
私たちが摂取するエネルギーの20%~30%を消費するほど、脳は大食漢です。
しかしながら、驚くこと脳自体は全体の2%しか使われていないという説があり、残りの98%は使っていないと言われています。
2%しか使われていないとされる脳でも、集中力が必要なときや、新しい学びを習得しようと能動的なときは、エネルギーをフルに消費しています。
しかし、テレビを見ながらぼーっと過ごしたり、スマホをいじっているときなど受動的なときは、脳はほとんど眠っている状態かもしれません。
脳のエネルギー源であるブドウ糖は、糖分や炭水化物が分解されるときにでき、酸素とともに栄養素として唯一無二で代替は利かないのです。
そのため、食生活においてブドウ糖をしっかり摂ることが重要です。
特に発達が著しい子どもの脳は、大人の2倍のブドウ糖を必要とするため、成長期には十分な栄養摂取が大切になります。
私たちが食べるご飯やパンなどの炭水化物は、消化吸収の過程でブドウ糖に分解されます。
そして、ブドウ糖は血液によって脳へ運ばれ、エネルギー源として使われます。
しかし、脳はブドウ糖を貯蔵できないため、常に血液からぶどう糖を取り入れる必要があります。

食事の中でもご飯は、脳に必要な栄養素の約70%を供給してくれると言われています。
また、食後の甘いお菓子にも豊富なブドウ糖が含まれているため、意識的に摂ることで脳の活性化に役立ちますが、過剰摂取は血糖値の上昇や肥満につながるため要注意です。
このように、脳は私たちが生きていく上で非常に重要な役割を担っており、脳の活動を支えるためには、栄養と酸素の供給が必要不可欠です。
健康を保つためには、日々の食事や生活習慣に気を配ることが大切です。




