第23回 積極的なコミュニケーションは、なぜ重要なのか?
- 内山克浩
- 2024年3月11日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年11月17日
社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
人間は社会的動物として進化してきました。そのため、他者と関わる行動を取らないと退化してしまうそうです。
また、職場の中で他者とのコミュニケーションをあまり取らない状況が続くと、孤独感、ストレス、モチベーションの低下、自己肯定感の低下など、心理的および身体的に悪影響を受けます。
コミュニケーションは脳の成長と発達において重要な役割を果たしており、コミュニケーションを行わないときの脳は半分眠った状態になっているそうです。
これは、学習や成長の機会を失うことを意味し、人間関係を強化して協力し合うことの価値を高めるチャンスも同時に失います。他者との関わりが少なくなることで、成長の機会を逸してしまう恐れがあります。
例えば、職場で仕事の会話を増やすだけで脳に刺激が与えられ、人間関係力や協力し合うことの価値を高めたり、他者の良し悪しを見て自分の成長の機会を得たりすることもできます。

コミュニケーションが苦手な社員は、他者から思ったような反応が返ってこないと、「自分は他人に好かれていない」という誤った認識を抱きがちです。このような考え方が習慣化すると、対人関係を築くことが難しくなり、自信を喪失してしまうことがあります。
また、身振りや表情、声の調子などの非言語コミュニケーションスキルの低下により、自分の意図や感情を効果的に伝えることも難しくなってしまうことがあります。
こういったことからも、特にコミュニケーション不足になりやすい在宅勤務やテレワークの環境下では、積極的なコミュニケーションがとても重要です。
コミュニケーション不足を克服するためには、以下のポイントが有効です。
1.自己肯定感を高めるために、成功体験に注目し、自分自身を褒めて前向きな気持ちを持ちましょう
2.会話をする前に、話題や相手の情報を事前に準備しましょう
3.相手の話に興味を持ち、質問や共感の表現を行って関わりましょう
4.非言語のコミュニケーションを意識して、ボディーランゲージの活用を心掛けましょう
5.他者からのフィードバックを積極的に受け入れて、自己改善につなげましょう
これらのポイントを意識してコミュニケーションを取るだけで、心理的および身体的な悪影響を防げます。
ぜひ、社内で共有していただくことをお勧めします。




