第19回 ネガティブな脳の状態、どうコントロールする?
- 内山克浩
- 2024年2月12日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年11月17日
社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
自分がネガティブな状態のとき、不思議と相手の欠点が気になり、表情や言動にネガティブ感情が表れてしまい、それが相手に伝染して周囲の雰囲気が悪くなったり、人間関係がギクシャクする経験はありませんか。

これは、脳がネガティブ(ネガティブ脳)になっている状態です。
実際のケースとして、「家庭の事情」を理由に退職した社員が、「上司と相性が合わないから辞めた」と後になって本当の理由が明らかになることがあります。これは退職した社員に限らずその上司もお互いネガティブ脳になっていたからかもしれません。
ネガティブ脳にならないために「いちいち相手の欠点を気にしない」という方法をお勧めします。
ネガティブ脳の状態は、欠点を探し回る状態になっていますので、相手の欠点を気にしない、無視する意識を持つことが大切です。
相手自身も実は分かっている自分の欠点を、あえて他人が指摘する必要はどこにもなく、相手の欠点に対して良い悪いの判断をしない意識を持つ方法です。
例えば、相手が自分に対して妬む気持ちを持っているなと感じたときや、何らかの誤解で自分に悪意を持っているように察したとき、それに反応することなく気付かぬふりをするのです。それに反応して何か言ったところで相手の妬みや悪意を解消することはありません。
そのため気付かないふりをして、無視することに徹しましょう。
逆に、相手の長所や良い点を積極的に見つけるポジティブな脳(ポジティブ脳)を作りましょう。
相手の長所や良い点を見る意識を常に持ち、長所や良い点を探す脳に変えていきましょう。
そうすれば自然と脳がどんどんポジティブ脳となり、長所や良い点を見つけるようになり、欠点さえもプラスに捉えることができるようになるかもしれません。
「互いを攻撃せず、異なる視点を尊重すること。一緒に共通点を見つけようとすること。そして全体像を見失わないこと。私にとって色あせない手法であり、みなさんにもおすすめします」
これは、96歳で亡くなった英国エリザベス女王が生前に遺した言葉です。
この言葉に深い想いを感じます。




