第3回 コミュニケーション力を高める秘訣とは?
- 内山克浩
- 2023年10月24日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年11月17日
社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
「人付き合いが得意でない」と感じている方の共通点に、他者をコントロールしようと無意識に考えていることがあります。つまり「自分がこうだと思うから、他者も同じはずだ」という先入観に無意識に支配されている可能性が高い状態です。
これは無意識であるため、本人も気付いていないことが一般的です。

事実、育ってきた環境や自分の思い込みによる視点や感じ方は人それぞれ異なるため、異なる者同士のコミュニケーションは上手くかみ合わないのは当然かもしれません。
人間関係が難しい大きな要因が「他者の気持ちをコントロールできない」ことです。だからこそコミュニケーションは難しいのです。
しかし、この「コントロールできない」現実を理解し、受け入れることで、自分と他者との違いを認識し、それを受け入れることで、尊重する姿勢が持てるようになります。
この認識して受け入れることが、人間関係をスムーズにしてコミュニケーションを豊かにしてくれます。
コミュニケーションが上手な人は「話し方がうまい人、話が面白い人」と一般的に思われています。
その認識は否定しませんが、私が考えるコミュニケーションが上手な人とは、「自分と他者は異なる視点を持っていることを理解し、受け入れる人」だと思います。
例えば、会議の中で仕事の進め方の改善案を提案したとき、自分では「良い」と思った案を出した(ボールを投げた)としても、「それを他者が受け取るかは他者の自由」と常に思っている人です。なぜなら、自分と他者は異なる視点を持っており、当然違う意識を持っていれば反対があっても当然と考えることができるからです。
この感覚を身に付けると、「人付き合いが得意でない」と感じることが軽減できます。
脳科学の本に「脳にとって、実は人間関係というものが一番不確実性が高い。自分が人間であるにも関わらず、他の人間のことが分からない。」という文章を読んで、「確かに!」と私自身納得できました。
それともう一つお伝えしたいことがあります。
他者と一緒のとき、「この人のために話しかけよう」と他者に焦点を合わせて声掛けするか、「この人から変な人だと思われたくない」と自分に焦点を合わせるかで、コミュニケーションが違ってきます。
「この人のためになることは何だろう」「この人を喜ばせるにはどうしたらいいだろう」という意識を持つエクササイズを数日から数週間行うことで、コミュニケーションスキルが改善され、新しい習慣が身につき、自信を持てるようになれたら、仕事もプライベートも充実するように思えませんか?
是非、エクササイズを試してみてください。




